あれから…
ブログを書いていたことさえ忘れていた。
あれから4年近くになる。
以前に書いていたブログを読むと10年があっという間に過ぎたとあるが、その10年は殆ど変化のない毎日だったと思う。
両親と同居の家で愛犬に癒されながら、仕事に追われる毎日だった。
その後、愛犬が死んで父が亡くなり母と二人きりになってしまった。
大きな家だったので母の介護が大変だったし常に目が届くように小さな家に引っ越した。
仕事もやめて母の年金が頼みの生活になった。
父が亡くなったことが私には物凄い精神的ストレスになっている。
私は父が大嫌いだった。外面が良くて身内には冷たい自己中で意固地な爺さんだった。
男性の平均寿命を遥かに超えて長生きしていた父。耳は遠いし目は悪いし、腕や首は上がらないし肉体は完全に終了しているのに、気は強くてかくしゃくとしていた。
大嫌いだったのに父が亡くなってからは毎日父のことを考えている。
多分、毎日一緒に生活していた家族が亡くなったという未体験の状況がストレスになっているのだと思う。
そして「死」についてまたしてもあれこれ考えるようになってしまった。
自分にとっても後十数年?今57才だからそんなに遠い未来ではないんだと思うとますます死後の世界があるのか気になる。
父はどこに行ってしまったのだろうか。
私が死んだら父に会えるのだろうか。
殆ど毎晩、夢を見ると父がいる。
普通に会話することもあれば、ただそこにいるだけのこともある。
父はちゃんと成仏できたのだろうか?
愛犬と父と母と暮らしていた生活は二度と戻らないんだなぁ…